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君はパラダイス

君はパラダイス

第1子

出産話・第1子の場合

1998年1月某日・午後2時過ぎ
予定日の2日前、実家の台所で破水。・・・と言ってもドバ!と出たわけではなく「ん?破水・・・かな?」ってカンジでした。
妊娠後期になると膀胱が圧迫されて「尿漏れ」も度々あるので区別がつきにくかったのです。
病院へ電話すると「すぐ来てください。」とのこと。入院準備はしてあったので、車で病院へ・・・。たまたま土曜日で、夫がいてくれたので助かりました。
県立医療センターにて、内診→入院。


午後10時頃~
5~10分間隔でおなかが張ってくる。
午後11時30分
突然「ゴリ!」と音がして、おしるし(出血)と同時に陣痛開始。鈍い痛み、生理通のひどいのってカンジのが時々やってきてました。

翌・午前2時頃
5分おきに痛みが来だしたのでナースコールすると「今までにない痛みが来たら教えてください。」と言われてしまいました。
ビッグウェイブが来るのか・・・と思いながらウトウト。そのうち痛みが治まってしまい、朝を迎えました。

外は一面の雪景色、のんきに写真も撮りました。


午前9時30分頃
陣痛再び・・・でも、すぐ治まってしまいました。
午前11時頃
内診→陣痛促進剤を使うことに。
午前11時30分頃
陣痛室へ。
午前12時05分
点滴開始。
陣痛のたびに胎児の心音が下がる。子宮口も開かず、胎児も下がってこない。

急遽「帝王切開」での出産に切り替えることになりました。
日曜日だったので、麻酔科の先生となかなか連絡が取れなかったり・・・看護婦さんたちがバタバタと動き回っていたそうです。(夫&実母・談)


午後2時20分頃
手術室へ移動。
初めに麻酔科の先生から説明を聞く。
「体を横にして、エビみたいに丸くなって。」と・・・言われた通りにする。
背中にブスッと麻酔を打たれました。(下半身のみの局部麻酔)これが全然痛くなかったので、すっかり緊張が解けてしまった私・・・。

仰向けになって、両腕を広げて固定されました。動けません。
麻酔が効いていることを確かめて、いざ!開腹!
お臍の下あたりからエンピツでツーっと線をひかれたような感覚、そしてチョキチョキと何かを切る音が聞こえました。何かって・・・腹・・・?
ふと上を見ると、ライトに何やら赤いものが映っていました。
慌てて目をそらすと、枕もとに立っていた男の先生(麻酔科の先生?)が「今、子宮を触ってますよ。」と、いらぬ解説をしてくださいました。
私の緊張をほぐす為か、何かと話しかけてくれる先生・・・「今日は大雪ですねー。」とか、世間話をしていたような記憶があります。「おちついてますね。」と言われたのだけはハッキリ覚えてます。
イキナリ、お腹の皮を思いっきり引っ張られて「痛い!」と口走る・・・っていうか麻酔効いてるのに何で痛いの!?でも、痛かった・・・!


午後2時58分
「ほえ、ほえ・・・。」と弱々しい泣き声と共に、長女誕生。

ホントに赤ちゃんが入ってたんだ・・・と思ったら、ちょっと泣けてきました。
さっきまで世間話してたのに急に泣き出したので、枕もとの先生がビックリしたように涙を拭いてくれました。
看護婦さんが赤ちゃんを見せに来てくれましたが、よく見えませんでした。だって、コンタクトも眼鏡も禁止だったんだもん。
赤ちゃんはNICUへ。
2266g・47cm 胎盤のついた場所が悪かった為、あまり大きくなれなかったのだそうです。あと、へその緒が体に巻き付いていて、下りて来られなかったらしいです。

私は胎盤を取り出してもらってから、麻酔で眠らされ縫合。そのまま救命救急センターでひと晩お世話になりました。
破水から丸1日経ってたし・・・けっこうヤバかったらしいです。

赤ちゃんは保育器で3日間過ごして、5日目には他の赤ちゃんたちと同じ新生児室へ。私も2日めには一般病棟へ移って、2週間後に2人揃って退院しました。









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